よくある課題
受付では、来客の取り次ぎ、行き先の案内、記帳、待ち時間の対応が同時に発生します。担当者を常時配置すると人員と教育の負担が大きく、無人受付だけにすると初めての来訪者が迷いやすくなります。
受付ロボットとは
受付ロボットは、来客への呼びかけ、用件の聞き取り、訪問先への取り次ぎ、館内の案内といった受付業務を、人の代わりに、あるいは人と分担して担う機体です。画面のタッチ操作だけで完結する受付端末(タブレット型)と、音声で対話するコミュニケーションロボットに大きく分かれます。NUWA が日本で提供している Kebbi 3 は後者で、音声・表情・身振りとタッチ操作を組み合わせて応対します。
同じ受付でも、来訪者が行き先を知っている現場(オフィスの取り次ぎ)と、初めて来る人が多い現場(商業施設・公共施設・展示会)では、求められる応対が違います。前者は取り次ぎの速さ、後者は迷わせない案内が中心になります。
受付ロボットに向く業務・向かない業務
- 向く:定型の受付・取り次ぎ、館内と設備の案内、繰り返し聞かれる質問への応答、営業時間外や担当者不在時の一次応対、多言語での案内。
- 向かない:来訪者ごとに判断が変わる交渉・与信・契約の対応、法令上の本人確認そのもの、物理的な誘導や運搬(これは Collibot などの走行型が担当します)。
Kebbi に任せられること
- 来客への呼びかけと、用件の聞き取り(生成 AI と連携した対話には、別途 NUWA GenAI サービスの開通が必要です)
- 訪問先、会議室、館内設備の案内
- よくある質問への応答
- 受付のあとの案内を Collibot へ引き継ぐ連携運用
導入の進め方
- 置く場所と、任せる業務の範囲を決めます(受付のみ/館内案内まで/Collibot 連携まで)。
- Roflow で対話とタスクの流れを作ります。プログラミングは不要です。
- 社内の案内情報を整理し、質問と回答として登録します。
- 試験運用で、聞き取りにくい言葉と回答が用意できていない質問を洗い出し、Roflow を更新します。
運用のポイント
- 騒がしいロビーでも聞き取れるよう、4 基のデジタルマイクアレイと AIVC(スマートノイズキャンセリング)、ビームフォーミングを搭載しています。設置時は、スピーカーや自動ドアの正面を避けると安定します。
- 無人の時間帯はロボット管理システム(RMS)で遠隔から状態を確認し、再起動やアプリの起動、画面通知の消去を行えます。
- 企業ブランドに合わせた呼びかけ言葉(カスタムウェイクアップワード)は有料オプションです。
騒がしいロビーで使えるかを判断する条件
受付ロボットの成否は、ロビーの騒音下で相手の声を拾えるかでほぼ決まります。Kebbi 3 の該当仕様は次のとおりです。
- 聞き取り:4 基のデジタルマイクアレイに AIVC(スマートノイズキャンセリング)、ビームフォーミング、音源定位を組み合わせ、周囲の音の中から話者の声に焦点を合わせます。
- 設置:卓上型で 2.5kg、受付カウンターに据え置いて使います。7 インチのタッチスクリーンを併用できるので、聞き取りにくい語は画面で選べます。
- 稼働時間:通常稼働 7〜8 時間(利用条件により変動)。終日運用する受付では、給電したまま設置する構成が安定します。
プロセッサ、カメラ、電源、拡張ポートなどの全仕様は Kebbi 3 の製品ページに掲載しています。
実際の設置例
これまでに、小売店での接客ロボット実証(2025 年 10 月)、商業施設の案内所での接客ロボット実証(2025 年 10 月)、自治体支援事業での採用(2025 年 2 月)を発表しています。各案件の名称、詳細、条件はニュースおよび導入事例のページをご覧ください。